兵庫県明石市と鳥取県鳥取市の大都市と地方都市にある中古住宅や賃貸住宅を比べてみました

「インターネット対応」「光ファイバー対応」「インターネット完備」の違いとは

そもそもアパート・マンションなどの場合、それぞれの部屋でインターネットを利用するまでに、"電話線などからアパート・マンションの共用スペースまで"回線が引かれます。その後、アパート・マンションの共用スペースから部屋まで”回線が引かれていることが一般的なことです。これを押さえてください。そして、「インターネット完備」ですが、これは上記の「インターネット対応」の状態に加えて、すでにプロバイダとの契約が完了している状態を指します。つまり、不動産会社との契約を完了して、入居後すぐにパソコンとLANケーブルを繋げば、インターネットを利用することが可能になります。つまり、手続きなどがめんどくさいプロバイダとの契約、回線の工事が不要です。なので、あなた自身の手間や工事費などはかかりません。不動産会社は、NTTとあなた自身を仲介してくれないので、事務手続きが苦手な人にはお勧めのプランです。また、不動産会社でお部屋を探すときに、インターネット無料のアパート・マンションを探している場合は「インターネット完備」なのかを確認しましょう。このようなことを踏まえて「インターネット対応」「光ファイバー対応」「インターネット完備」の違いを見ていきましょう。何も知らないと同じように思える表現ですが、それぞれ異なっています。

入居後すぐにインターネットを使うために必要なこと

光ファイバー、インターネット対応となっているアパート・マンションで、入居後にインターネットを使うには、あなた自身の部屋へ回線を引くことが必要であるとお伝えしました。そうしたときに、申し込み手続きから工事完了までには、どのような作業が必要なのか以下でお話ししたいと思います。最初にやらないといけないことは、プロバイダへの申し込みです。そうすることで、NTTから回線工事に関する案内が届きます。この回線工事には、あなたか同居する人の立会いが必要になります。つまり、NTTとあなたで回線工事を行う都合が良い日を決めるのです。そして、NTTの作業員にアパート・マンションのお部屋に開通工事をしてもらいます。そして、NTTの作業員が細かな設定を完了すると、無事にインターネットが開通して利用が可能となります。こうした一連の流れは、最短で1週間で終わります。しかしながら、シーズンによってはそれ以上の時間がかかることも珍しいことではありません。1月~3月などの引越しシーズンはインターネット工事の申し込みが殺到し、なかなか作業が進まなくなりますから、1か月前など余裕をもって早めに申し込みを完了させるのがいいでしょう。以上のような手続きは、不動産会社ではなくNTTと直接やり取りをすることが大前提となります。
不動産会社と契約したアパート・マンションが「光ファイバー対応」や「インターネット対応」でなければ、これまで述べてきたやり方を参考に建物まで回線ケーブルを引き込む工事をする必要になる場合があります。こちらはNTT東日本、NTT西日本などの業者が実施します。不動産会社が「インターネット完備」と宣伝しているアパート・マンションは、インターネットを無料で使うことができます。一見お得なように思えますが、実は違う形でインターネット料金を負担していることもあるようです。たとえば、マンションの管理組合でプロバイダと一括契約している場合には、インターネット料金が家賃や管理費に上乗せされていることもあるのです。
「インターネット/光ファイバー対応」と「インターネット完備」どちらを選べばいいか
「インターネット完備」の場合、入居後にインターネットの速度が遅い理由で、動画視聴が存分に楽しめなかったり、仕事で使うファイルのダウンロードができなかったりなどの理由で、回線を別に引きなおそうと思う人もいると思います。そのような場合、不動産会社に支払う家賃や管理費に上乗せした状態で、別途、インターネット環境を引き直した固定回線の料金も追加するので5000円前後の費用負担となってしまいます。そうしたことから、「『インターネット完備』といううたい文句に期待して申し込んだアパート・マンションよりも、手続きはめんどうでも自由に契約ができるアパート・マンションを申し込んだほうが安く済んだ……」と後悔する人も多くないと聞きます。さらに当たり前の話ですが、あなた自身が不動産会社を通じて申し込んだアパート・マンションでインターネットを利用しない人にとっては不要のサービスです。もしも、不動産会社に支払う家賃や管理費にインターネット料金が上乗せされている場合、家賃が割高になってしまいます。しかしこうしたことは、不動産会社にはどうしようもできない事情があることなので注意が必要です。

一方で、光ファイバーやインターネットに対応しているアパート・マンションはどうでしょうか。あなた自身が工事や契約の手続きを実施する必要はあります。しかしながら、あなた自身でプロバイダを選ぶことができます。たとえば、あなたのアパート・マンションがフレッツ光の提供エリアの例を検討します。その場合、プロバイダによって料金が異なりますが、月3,500~5,000円程度負担することでインターネットを利用することができます。しかし、工事費等の初期費用として1万5,000円程度の負担を求められることがあります。それでも、キャンペーン特典などがあり場合、その負担が相殺される場合が多くあります。さらには、月々の料金がお得になる2年キャンペーンなどのお得なキャンペーンもあります。言ってしまえば、キャンペーンという甘い言葉につられてしまうというのが消費者の実情のようです。

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