場所・エリアの選定
まずは、一人暮らしで大まかな宛がなくても、おおまかに住みたいエリアを決めることは大切です。未開の地にいきなり飛び込んでいくのは勇気が必要かもしれません。その際、基本的には職場や学校へのアクセスが便利な路線沿いで決めるか、大雑把な範囲で地域を決めることがベターであるといわれています。それと同時に、犯罪発生マップも見ておくと、その地域の治安目安を知ることが出来ます。それからgooglemapなどで、ある程度の土地と方向感覚をおさえてからアパート・マンション探しを始めるのが得策です。それと同時に、予算も決める必要があります。家賃の感覚としては、駅から郊外に向かって10分進むごとに、相場の5千円から1万円程度下がるといわれています。
その際、一定のルールに従ってアパート・マンションから最寄り駅など距離が算出されるのが徒歩時間となります。この算出方法について多くの不動産業界では、「1分=80m」で計算しています。つまり、最寄り駅から800mの場合は、徒歩時間10分かかるとの表示になります。しかしながら「1分=80m」で歩く人は少ないと思います。そのため、不動産会社が掲示する時間より、実際のアパート・マンションまでの距離はもう少しあると認識をしといた方がいいでしょう。一部の不動産会社の中には、地図上での直線距離で算出している場合もあります。当たり前ですが、最寄り駅からアパート・マンションまで直線距離で行ける訳ではありません。このような理由から、図面に掲載されている徒歩の時間に期待値が大きすぎることはあまり得策ではありません。
明石市は、東西細長い街です。明石市なら、山陽電車、JR神戸線が沿線となるでしょう。東西の移動は、鉄道が便利だと言えそうです。また、北側の山間部は、住宅街が広がっています。そのため、一人暮らしの住まいを探すには少し難しいと言えるでしょう。また、大学は、兵庫県立大学明石キャンパスが明石駅から北西の方向にあります。もし住まいを探すなら、兵庫県立大学と明石駅の中間地点で探す方法が、学生生活を楽しく送る方法かもしれません。
鳥取市のような地方都市なら、中心駅の近くが良いでしょう鳥取の中心は鳥取駅です。鳥取駅近郊なら、スーパーやコンビニが徒歩圏内にあります。車社会の鳥取ですが、駅前にある不動産会社もあります。その辺は、車のない人にとっても良心的な環境です。
後は、職場や大学などとの兼ね合いとなります。鳥取市内には、鳥取大学と鳥取環境大学があります。どちらも鳥取駅から公共交通機関で通学することが可能です。しかしながら、都市部のように本数が多くないため、大学の近郊に住まいを構える人が多いようです。
自分自身が求める条件を完璧に満たしたアパート・マンション、お部屋に出会うことは難しいことです。たとえ条件に合わなくても、それが小さなひとつだけ、というときもあります。そんな時は、その課題を解消する方法がないか考えてみることも必要です。例えば子ども部屋の数の問題なら、仕切り家具で1部屋を2つに分けて使うという手もある。それとは反対に、「条件は良いものの、なぜかそのアパート・マンションお部屋が好きになれない」というような感覚も大切にしていきたいことです。そんな自分自身の感性を磨き上げていき、自分自身が納得できるアパート・マンション、中古住宅を目指していきましょう。